カーテンスコール

うつつ雨 は 今 更に
築いて は ただ 見上げて ‐

うつつ雨 は 今 更に
築いて は ただ 見上げて ばかり

色失い 残る は 立ち止まる 影
臆り 跡も 愛し ‐

にじむ墨の 気配 立ちつくして
包まれ 水に澄まされる朝を
待ち侘びて 思うは -

少し開けた 窓に 重なる雫
向こうには いつもの マグと
その手があれば いい

遷る天は 今 更に
気付いて は ただ 見上げて ばかり

青醒めて 映える は 立ち上る カーテン
柄す る その 間々 ‐

遠く 月の気配 立ちつくして
灯りの 在った夜の記憶に遊び
醒めないで 思うは -
少し開けた 窓に 重なる雫
向こうには いつもの マグと
その手があれば いい

遭、 今はくるまって
窓、 曇ったなら
漕、 夜更けに潜んで
窓、 曇ったなら
蒼、 闇に厭きたら
添う、 指で明けて
想、 揺れはしないで

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